ラバーダム防湿した根管治療の必要性
ラバーダムとは、治療する歯以外を薄いゴム製シートで覆い被せて
口腔内の唾液や細菌による治療部位への感染を防止する道具です。
ラバーダムを使用することで、様々な口腔内細菌が根管に侵入するのを防ぎ、
無菌的な処置を行うことが可能になります。
逆を言えば、ラバーダム防湿を行わないで行う根管治療は細菌感染の可能性が高まり、
再治療の原因ともなります。
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当院では根管治療を行う際に、ラバーダムを極力使用し治療しています。
お口の中は、直腸より多くの細菌数が生息しています。
そのため、唾液にも多くの細菌が混ざっています。
根管治療では歯の根の中の細菌数を減らすことが非常に大切ですので、
ラバーダムをすることにより、根の中にお口の中の細菌を感染させずに治
療を行うことできます。
根管治療時にラバーダムを使用した場合、治癒率は96%という報告があります。
(何度も再発した歯に関しましては、再発を繰り返すごとに、
残念ながら治癒率は低下してしまいます。)
一方、ラバーダムを使用しなければ50~70%の歯が再発しているという
データもあります。
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この場合の50~70%という数字は、治癒率ではなく、再発率です。
ラバーダム防湿できない方
1.上気道の異常によって鼻呼吸ができない方
2.固定式の矯正装置が装着されている方
3. 萌出途中や萌出直後の歯が治療対象の方
4. 天然ゴムに対するアレルギーがある方
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